特定非営利活動法人 シェア=国際保健協力市民の会 様https://share.or.jp/


シェア=国際保健協力市民の会は、1983年に国際保健分野で活動を始めた、
日本発の国際協力NGO団体です。現在は3カ国(カンボジア、東ティモール、日本)における
国際保健支援活動と、政策提言・普及啓発活動の2つの事業を主に取り組んでいます。
カンボジアにおける国際保健活動
地域で子どもたちの健康と成長を見守り、育んでいけるように
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【コミュニティにおける子どもの栄養改善プロジェクト】
2023年4月から5年間でプレアビヒアの4郡を対象に子どもの健康増進活動を推進するため、JICA草の根パートナー事業を母体とする第2期のプロジェクトがスタートしました。第2期ではコミューン女性子ども委員会が中心となって、特に拡大地域の3郡に焦点をあてた活動を行います。また、サンコントマイ郡では低体重児のフォローアップを行い、家庭訪問や調査を通じて改善に取り組みます。
東ティモールにおける国際保健活動
すべての妊産婦さんが安心して受けられる保健医療サービスを実現する
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【母子保健サービス活性化プロジェクト】
東ティモールの首都ディリ県メティナロ郡とアタウロ特別県は、山に囲まれた地域で、母親と子どもたちが基本的な母子保健サービスへのアクセスに苦労しています。交通の問題、医療サービスの質の低さ、そしてコロナ禍の影響が、地域の健康状態を悪化させています。私たちシェアは、国際保健の一環として、地域社会と連携し、住民が母子保健サービスを利用できるよう地域社会と連携して活動しています。
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【思春期リプロダクティブヘルス啓発プロジェクト】
首都ディリの人口密集地であるドン・アレイソ郡では、中高学校や学生が集中しています。性教育と思春期保健の提供は限定的であり、望まない妊娠や新生児遺棄の問題が新聞で取り上げられています。これらの問題は、思春期の生徒たちが妊娠・出産のリスクや教育機会の喪失に直面する原因となっています。私たちシェアは、学校や保健センターと協力し、性教育と思春期保健の改善に取り組んでいます。
日本における国際保健活動
保健医療福祉従事者・医療通訳者・保健ボランティアと共に妊婦や母と子の健康をまもる
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【外国人母子の母子保健サービスへのアクセス改善事業】
2016年から外国人妊婦や母子を対象に母子保健活動を開始しました。2021年度からは、東京都内の対象地域にて、保健医療福祉従事者による母子保健場面での医療通訳サービスの活用を進めながら、外国人母子への理解の促進と、区を越えた連携・支援の充実に向け活動しています。また、ネパール人保健ボランティアと連携した妊婦や母親への情報提供、外国人対象の母親学級の開催等、幅広い活動を行っています。
出典元/シェア=国際保健協力市民の会公式サイト 写真提供/シェア=国際保健協力市民の会
出典元/シェア=国際保健協力市民の会公式サイト
写真提供/シェア=国際保健協力市民の会